緑茶に含まれるカテキンで体臭を予防
緑茶に多く含まれているカテキンはうがいをすれば風邪予防になると言われていますが、消臭効果にも優れているとして洗剤や消臭剤にも使われています。
ではなぜカテキンに消臭効果があるのでしょうか、体臭にも効果的なその理由と利用法を見てみましょう。
カテキンの消臭効果
カテキンにはさまざまな効果がありますが、体臭を予防する効果はその独特の働きにあります。
その働きの一つがにおい成分と化学結合することで臭いを元から消すことができるということです。
臭いを隠すということではなく、根本的に消してしまうのですからその効果は絶大です。
それから体臭は皮脂が酸化することで雑菌が餌として繁殖し、臭いを放出することでも発生するのですが、カテキンには皮脂の酸化を防ぐ効果があります。
そのため常在菌が酸化した皮脂を餌とすることがないため臭いが発生しないのです。
そして殺菌効果も持っているカテキンは、臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑えてくれます。
このようにカテキンは3つの方向から臭いを消す働きを持っているのです。
カテキンで体臭を消そう
具体的にカテキンでどのように体臭を消していけば良いのかと言うと、飲むだけでも効果があります。
体臭は体の中に溜まった乳酸がアポクリン腺から汗と共に分泌されることでも起こりますし、加齢臭のように体の内側から発せられる臭いもあります。
カテキンを体の中に取り入れると例えば口の臭いの原因菌を殺菌したり、汗の嫌なにおいの元となる成分を抑制したりすることが可能です。
実際に緑茶を毎日飲むようにした人は、それまで気になっていた尿のお匂いが気にならなくなったという例があります。
もし肌に塗るのであれば出がらしを使うのが効果的ですので、二煎、三煎のものを使いましょう。
一煎の状態ではカテキンよりもカフェインやビタミンの方が多いのであまり効果がありません。
茶殻を使うならパックしても構いませんし、ミルで細かくしてペースト状にして塗るのもいいでしょう。
最も簡単な方法はガーゼなどに包んで直接脇や足、臭いの移ったブーツや寝具などを拭くことです。
もちろん衣類に使った後は天日干しをしてより一層の消臭、殺菌効果を狙いましょう。
ミョウバンや重層はそのまま肌に塗ると肌が荒れる心配がありますが、カテキンは天然成分ですから肌に塗っても荒れる心配がありません。
カテキンを多く含む緑茶はビタミンCを含んでいますから肌の健康にも役立ちます。
アミノ酸なども豊富に含んでいますから皮膚炎やかぶれがある方も改善する傾向にあるのです。
体臭が気になる方は緑茶のカテキンを使用した方法で対処してみてはいかがでしょうか。
こちらの記事もおすすめです。
めかぶを食べると体臭予防になる?
低カロリーで食物繊維が豊富な海藻類は、食事にぜひとも摂りいれたい食品です。
その中でもネバネバトロトロの『めかぶ』は、含まれ...
パセリを食べると体臭やワキガ対策になる
よく肉料理や揚げ物などの添え物に『パセリ』が使われていますが、皆さんちゃんと食べていますか?
香草独特の香りと味が苦手という...
黒酢は体臭予防に効果的
黒酢は酢の中でも体にいいと言われているので健康目的のために飲んだり料理で使用したりしている人は多いでしょう。
疲れた体にも黒...