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重曹で靴と足の臭いを消す方法

重曹で靴と足の臭いを消す方法

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靴を脱いだ時に足元からもわっと立ち上る悪臭は、猫も逃げるくらいの強烈さですね。

それは一日頑張った証拠なのですが、やはりその悪臭によって周囲の人を不快にさせてしまうことを考えれば、本人がしっかりケアするのが人としてのエチケット。

足元の臭い消しに様々な商品が販売されていますが、実は靴や足の臭いを消すには、実は重曹(炭酸水素ナトリウム)だけで十分なのです。

それでは非常に役立つ重曹を使った靴・足の臭い消しの方法を見ていきましょう。


1.足の臭いの元は?

足の臭いの元は? 足や靴の臭いのもとは、『皮膚常在菌』が汗や皮膚をエサとして分解する際に発生する臭い『イソ吉草酸』です。

この成分は納豆の臭いにも含まれるので、足の臭さを納豆に例えるのも強ち間違いではありません。

特に足は体の中でも汗をかきやすい場所。

普段、靴下や靴で密封されているので『皮膚常在菌』が好む高温多湿な環境となるだけでなく、体重を支えることで厚くなった足の角質などをエサとし、どんどん増殖してあの強烈な臭いを大量発生させるようになるのです。

この臭いを効果的に抑えたいと思ったら重曹の出番!


2.重曹がなぜ効く?

足の臭いに重曹がなぜ効く? 足の臭い『イソ吉草酸』は酸性。

それに対し、アルカリ性の重曹は中和するのに最適なのです。

また吸湿効果も高く、靴など密閉される場所の湿気と臭い取りには非常に有効です。

重曹はスーパーやドラッグストア等で手軽かつ安価に購入できますが、足に直接重曹を使う場合は安全のためにも商品の使用用途を確認して食用のものを選ぶようにしてください。


3.足の臭いのケアには重曹足湯

足の臭いの足のケアには重曹足湯 帰宅後すぐに足の臭いを取るために行いたいのが、重曹足湯です。

 (重曹足湯の作り方)
 ・洗面器に適度な温度のお湯を入れる
 ・大さじ2~3杯の重曹を入れてよくかき混ぜる
 
出来上がった重曹足湯に足を入れて10分~20分程度つけておきます。

足湯によって足の臭いが取れるだけでなく、疲れた足のリラックス効果もありますし、足の血行が良くなるので疲労の蓄積やむくみを防ぐことにも役立ちます。

出来れば、お湯によって柔らかくふやけた足の指の間や足の裏をこすって垢や汚れを取り除き、皮膚常在菌のエサとなる古い角質等を取り除いておくと良いでしょう。

足湯をした後は、すぐに水分を拭き取りしっかりと乾燥させてください。

足の指の間や爪の間も清潔にしておいてくださいね。

また入浴時に足を洗う時には、足専用の重曹入りの石けん等を使うことも効果的。

足の汗を止めることは無理なので、雑菌のエサとなる足の角質や汚れを常にしっかり取り除いておくよう心がけましょう。


4.靴の臭いのお手入れには重曹スプレー

靴の臭いのお手入れには重曹スプレー そして次に行いたいのが、臭いのこもってムレた靴のお手入れです。

足の汗や臭いが染み付いた靴には、重曹スプレーがオススメです。

 (重曹スプレーの作り方)
 ・スプレーボトルに、150mlの水と重曹小さじ1杯を入れてよく振る
  これだけで、簡単に高い消臭効果が期待できる重曹スプレーが完成です。

一日使った靴の中に振りかけて、風通しの良い場所に陰干ししておきましょう。
すぐに下駄箱の中に片づけてはいけません。さらに雑菌が繁殖し、臭いが染み付いてしまいます。

また、履きやすいからといって毎日同じ靴を繰り返し履くのは避けてください。

2足~3足を日替わりでローテーションして履くと臭いの解消にも有効ですし、靴の持ちも良くなります。

重曹スプレーは靴の臭い消しだけでなく、生ごみやカーテンなど臭いが酸性のものなら振りかけることで消臭できるので、一家に1本用意しておくと様々なシーンで役立ち非常に便利です。

面倒くさいときには、お茶パックや古いストッキング、使わない靴下などに重曹約1/2カップ程度を入れて漏れないように閉じたものを2つ用意し、靴の中に入れておく方法もおすすめです。使った重曹は陰干しすればまた使える点もエコでオススメ。

また、下駄箱の中に使わないコップ等に重曹を入れてそのまま入れておくと、下駄箱内に臭いと湿気がこもるのを防ぐことが出来ます。


5.靴下の臭いは重曹水でケア

靴下の臭いは重曹水でケア 足元の悪臭対策で意外と見逃しがちなのが靴下です。

靴と生足の間にある靴下は、より強力に汗や臭いを吸収しているため、通常の洗濯をしても臭いが取れないということもよくありますね。

4でご紹介した重曹スプレーを吹きかけておくことも効果的ですが、よりしっかりと臭いを取るなら重曹水の利用がおすすめです。

 (重曹水の作り方)
 ・バケツに水1Lと重曹大さじ3杯を入れ、よくかき混ぜます。

履いた靴下を一晩この重曹水につけておき、洗濯するときにはよくすすいでから一緒に他の洗濯物と洗濯しましょう。

これだけで繊維の中まで入り込んでいた臭いがきれいに落ちています。

ちなみに、臭いの発生を抑えるためには、靴下は通気性の良いコットンやシルクなどの天然素材の5本指のものを使うとより効果的です。


6.まとめ

重曹1つあれば、皮膚常在菌が発する足の臭い(納豆のような臭い)対策もばっちり!

そのままで、あるいは水に溶かして等、色々な形で重曹を活用することで、あの不快な足・靴下・靴の臭いをしっかり抑えることができます。

重曹は安価で入手しやすいので、ぜひすぐに取り入れてみましょう。

しかし、それ以外の原因、たとえば水虫などがある場合は重曹では消臭できません。

早めに専門医の治療を受けて治しましょう。


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